「文字列を含む」を判定するにはCONTAINS関数を使用します。
この記事ではCONTAINS関数の説明と使用例を紹介します。
数式は数式項目、入力規則、承認プロセス、フローなどで使用できます。
CONTAINS関数とは
CONTAINS関数の説明
テキストの 2 つの引数を比較し、最初の引数に 2 番目の引数が含まれる場合には TRUE を返します。含まれない場合は FALSE を返します。
CONTAINS(text, compare_text)
。text に、compare_text の値を含むテキストを指定します。
この関数は、大文字と小文字を区別するため、compare_text の値には必ず正しい大文字を使用してください。
CONTAINS関数のよく使われる用途
CONTAINS関数は、2 つのテキスト文字列を比較し、入力規則やワークフロールールでテキスト項目の文字や文字列を検索するのによく使用されます。
CONTAINS関数の注意点
CONTAINS 関数は、空白値を True と見なします。要件を満たすには、CONTAINS に NOT(ISBLANK()) も含めてください。CONTAINS で NOT を使用すると、空白値は認識されません。
CONTAINS 関数は複数選択リストをサポートしません。複数選択リストに特定の値があるかどうかを確認するには、INCLUDES を使用します。
CONTAINS関数の使用例
AND関数でNOT(ISBLANK()) を含む使用例
国(郵送先)が”JP”の場合Trueが返る数式の例です。
AND(
NOT(ISBLANK(MailingCountry)),
CONTAINS(MailingCountry,"JP")
)
NOT(ISBLANK()) がないと国(郵送先)が空白の場合でもTrueが返ってしまうので、AND関数で含めています。
AND(
NOT(ISBLANK(MailingCountry)),
CONTAINS(MailingCountry,"J")
)
この例では、国(郵送先)に”J”が含まれる値が入っていればTrueが返ります。JP(日本)だけでなく、JM(ジャマイカ)やTJ(タジキスタン共和国)、FJ(フィジー共和国)、BJ(ベナン共和国)、JO(ヨルダン)もTrueになります。
入力値が特定の文字列のどれかを含む使用例
先ほどの使用例の第一引数と第二引数を逆にすれば、CASEのような使い方もできます。
AND(
NOT(ISBLANK(MailingCountry)),
CONTAINS("JP:US:GB",MailingCountry)
)
この例では、国(郵送先)の値がJP(日本)・US(アメリカ合衆国)・GB(英国)のいずれかの場合はTrueが返ります。