Salesforceの数式で使用できる演算子をまとめました。
数式項目、入力規則、承認プロセス、ワークフロールールなどの数式で使用できます。
算術演算子
開き括弧と閉じ括弧は、加減と乗除を組み合わせないといけない時に便利です。
「(1 + 1) * 2」という式の場合は戻り値は「4」となります。
もし括弧がなければ「1 + 1 * 2」という式になるので「1 * 2」が先に処理されて戻り値は「3」になります。中学校で習う数学と同じですね。
論理演算子
演算子 | 説明 |
---|---|
= および == (等号) | 2 つの値が等しいかどうかを評価します。= および == 演算子は代替可能です。 |
<> および != (不等号) | 2 つの値が異なるかどうかを評価します。 |
< (未満) | 値がこの記号に続く値よりも小さいかどうかを評価します。 |
> (より大きい) | 値がこの記号に続く値よりも大きいかどうかを評価します。 |
<= (以下) | 値がこの記号に続く値以下かどうかを評価します。 |
>= (以上) | 値がこの記号に続く値以上かどうかを評価します。 |
&& (AND) | 2 つの値、または式が両方とも true であるかどうかを評価します。この演算子は、論理関数 AND の代わりに使用します。 |
|| (OR) | 複数の値または式のうち、少なくとも 1 つが true であるかどうかを評価します。この演算子は、論理関数 OR の代わりに使用します。 |
「&&」と「||」は、「AND関数」「OR関数」の代わりになるので便利です。
「&&」演算子の場合
Field1__c && Field2__c && Field3__c && Field4__c
AND関数の場合
AND( Field1__c , Field2__c, Field3__c, Field4__c )
AND関数の場合(良くない使い方)
AND(Field1__c ,
AND(Field2__c,
AND(Field3__c,
Field4__c
)
)
)
一目瞭然で「&&」演算子の方が見やすいと思います。条件式が増えれば増えるほど見やすさが変わるはずです。
テキスト演算子
演算子 | 説明 |
---|---|
& および + (連結) | 2 つ以上の文字列を連結します。 |
好みの問題ですが、「+」は算術演算子の加算と被るため「&」を使うとテキストの連結であることがすぐ分かります。後から見た時に項目のデータ型を調べなくても良くなるので、個人的には「&」の方を使いたくなります。