最近はネットニュースも多くなり、新聞の必要性も薄れて来ましたが、新聞には新聞の良さがあるので、ジャーナリストの池上彰さんの読み方を参考に新聞の楽しく読める読み方を考えていきたいと思います。
新聞社の傾向を知り、2紙以上読んでみる

池上彰さんは毎日12紙に目を通しているようです。
『朝日新聞』『毎日新聞』『読売新聞』『日本経済新聞』、連載を持っている『中国新聞』、故郷の『信濃毎日新聞』『朝日小学生新聞』『毎日小学生新聞』です。そのほか、『ウォール・ストリート・ジャーナル日本版』は電子版で購読しています。さらに『河北新報』『京都新聞』『神戸新聞』『大分合同新聞』は郵送で届きます。
池上彰が解説「今さら聞けない新聞の読み方」
普通の人はとてもではないですが、マネできませんよね。普通の人が楽しんで読めるように私も考えてます。
その前に新聞の大前提を知って起きましょう。
新聞によって取り上げるニュースそのものが違う
たとえば、東日本大震災の原発事故後に首相官邸前で行われた「反原発デモ」などは、『東京新聞』は大々的に取り上げ、『朝日新聞』『毎日新聞』もそこそこ大きく扱いましたが、『読売新聞』と『産経新聞』はほとんど、あるいはまったく取り上げませんでした。
佐藤優も唸る!池上彰のスゴい新聞の読み方
新聞社にはそれぞれの立場や考えがあるため、すべて同じようなニュースを取り上げているわけではありません。
新聞社の傾向や特徴を知る

政治スタンスは保守やリベラル系など2手に別れています。かんたんに説明すると保守は旧来の風習・伝統を重んじています。反対にリベラルは革新的であったり、自由主義な傾向にあります。以前の政党では、はっきり別れていましたが、自民党の中にも保守寄りの人とリベラル系寄りの人が混在するようになってきているので見極めは難しいです。
『読売新聞』『日本経済新聞』『産経新聞』は保守寄りの傾向があります。反対の現政権に厳しい立場をとる『朝日新聞』『毎日新聞』『東京新聞』はリベラル系の傾向があります。時代と体制によっても変わりますので参考程度にしておいてください。
他にも読売は大衆向け、日経はビジネス系に強み、朝日は受験に強みなどの特徴があるので見比べてみるとおもしろいです。
政治的な偏りをなくすために2紙以上を読み俯瞰する

政治スタンスに偏りがあると考えが凝り固まってしまいます。同じニュースであっても政治スタンスが保守だから賛成に焦点が当っている、リベラル系だからデモのニュースが大々的に取り上げられているなど全体を俯瞰しながら読むと理解が深まります。
新聞を早く読むコツ

1面や3面などの左ページの右側(メイン)の記事から読んでいくと重要なニュースが載ることが多いです。
見出しだけでも情報が多いので、ざっくりと見出しを読んだ後に興味のあるニュースをじっくり読むことで早く読むことができます。
参考

