グーグルアドセンスは年々審査が厳しくなる一方となっています。
私は10年前に一度グーグルアドセンスに合格していましたが、サイトごとの審査に変わりましたので、2度目の審査を受け、2回目で合格しました。
この記事では、なかなか審査が通らない人、ブログ引越等でコピーコンテンツがインデックスされてしまっている人に役立てると思います。
※2021年執筆時の情報ですが、本質的なことはあまり変わっていないと思います。
グーグルアドセンスで通りやすいと言われている要項
グーグルアドセンスで通りやすいと言われている要項をまとめました。それぞれ解説します。
- ポリシー違反がないこと
- プライバシーポリシーの設置
- 運営者の連絡先もしくはコンタクトフォームの設定
- 記事のジャンルを絞り専門性がある
- 記事数10以上
- 1記事の文字数1000程度か以上
- ある程度のページビューが必要
ポリシー違反がないこと
以下のポリシー違反があれば、当たり前ですが合格しません。
特に性的なコンテンツには厳しいため注意しましょう。
- 違法なコンテンツ
- 知的財産権の侵害
- 動物への残虐行為
- 危険または中傷的なコンテンツ
- 不正行為を助長する商品やサービス
- 不適切な表示に関連するコンテンツ
- 悪質なソフトウェアまたは望ましくないソフトウェア
- 露骨な性的描写を含むコンテンツ
- 報酬を伴う性的行為
- 国際結婚の斡旋
- 家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
- 児童の性的虐待と性的搾取
プライバシーポリシーの設置
プライバシーポリシーの設置は必須です。
以下の開示が必要です。
Google のサービスを利用することで、サイト、アプリ、メールマガジンなどのプロパティで、データの収集、共有、利用について明確に開示するプライバシー ポリシーを掲載し、遵守すること。ウェブサイトに広告を掲載することによって、第三者がユーザーのブラウザに Cookie を保存したり、ウェブビーコンを使用したりして情報を収集する可能性があることについて、プライバシー ポリシーで明示すること。Google によるデータの使用に関する開示義務を遵守するために、Google のサービスを使用するサイトまたはアプリから収集した情報を Google が使用する方法について、リンクを明示することもできます。
AdSense プログラム ポリシ(https://support.google.com/adsense/answer/48182?hl=ja)
運営者の連絡先もしくはコンタクトフォームの設定
連絡ができるよう、連絡先のメールアドレスを開示するかコンタクトフォームを設置しましょう。
コンタクトフォームを設置する場合は、「Googleフォーム」かWordPressプラグイン「ContactForm7」が便利です。
記事のジャンルを絞り専門性がある
専門性が高い方がユーザーの役に立つ情報と判断され審査が通りやすい傾向があります。
特に記事数が少ない状態でカテゴリーが多いと何に強みがあるサイトなのかが分かりにくくなります。
最初のうちはジャンルを絞り、専門性のある記事を書いていくと良いでしょう。
記事数10以上
2020年以前では、記事数が1桁でも問題ありませんでしたが、2021年は厳しくなっているのか記事数が10以上ないと不合格になることが多いようです。
私は記事数を10後半で審査をし、審査待ちの間に20を超えた状態で受かりました。
1記事の文字数1000程度か以上
専門的なことを書いていれば、おのずと記事の文字数が1000を超えてきます。
他のサイトでは2000以上や3000以上などの情報がありますが、1000文字程度でも審査が通っている人が多いです。
あくまでユーザーの役に立つことが大切なので、文字数にこだわりすぎる必要もありませんが、何度申請を出しても却下される場合は文字数を増やしていくと良いです。
ある程度のページビューが必要
2020年以前ではあまり重要視されていませんでしたが、2021年では厳しくなっていてページビューの量にも影響がありそうという情報もあります。
ページビューが多ければ優先的に審査され審査も早いとの情報もあるので、ある程度のページビューがあった方が良いでしょう。
Googleアドセンスの再審査前にチェックするポイント
Googleアドセンスの再審査前にチェックするポイントをまとめました。
審査に問題となりそうなものは排除するようにしましょう。
「有用性の低いコンテンツ」は主に文字数が足りていないか、コピーコンテンツが多い、オリジナリティがない、専門性や信頼性がなく、ユーザーの役に立つと言いにくいサイトになっています。修正していきましょう。
コピーコンテンツに判定されている記事がないかチェック
ブログの引越やニュースキューレーションなどで同一の文章が多いとコピーコンテンツとして判断されてしまうことがあります。
以下のサービス等でチェックすることができます。
審査に問題ありそうな記事を修正もしくは下書きに戻す
YMYL(Your Money or Your Life)のジャンルは評価基準が厳しくなっています。お金や人生・健康に関する記事を書く場合は、「E-A-T」Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)を兼ねそろえた質の高い記事を書いていなければ評価を下げられてしまうことがあります。該当する恐れのある記事は高品質に修正するか、低評価にならないように下書きに戻しましょう。
性的なコンテンツに対してもGoogleは厳しいです。妊娠・出産・生理・下着などもグレーゾーンと思います。審査が全く通らない場合は、このような文章や写真がないか再確認しましょう。意外と思われるかもしれませんが、男性の上半身が露出しているものもNGになる可能性があります。
審査を何回か受けていますが、加点方式ではなく減点方式ではないかと感じています。少しでも問題があると思う記事があれば下書きに戻して審査の対象を絞る方法が有効と思います。
検索エンジンに404やコピーコンテンツがないかチェック
Chromeの検索ボックスに以下のように検索すると検索エンジンにインデックスされているURLを調べることができます。
下書きに戻した記事は検索しても404 not found. のエラーとなり、みつからないようになってしまいます。このままではユーザーに対して不親切なため、検索から消えるようにしましょう。
Google Search ConsoleからGoogle検索エンジンのインデックスを一時的に削除するようにリクエストができるためやっておきましょう。
ちなみに私の場合は、ニュースキューレーションを扱っていたので、そのほとんどを下書きに戻しました。50記事以上は対応してます。かなりの手間でしたが、最初が肝心なので地道に泥臭く頑張りました。
審査が遅い時の対策
アドセンスの審査は数日~2週間、数週間かかります。新型コロナウイルス感染の影響で審査期間が延びているようです。
AdSense 審査状況確認フォームを送信する
アドセンスから1週間が経過しても結果が出ない場合は、「AdSense 審査状況確認フォーム」から問い合わせることができます。
問い合わせが意味ないという意見もありますが、多忙のため審査漏れや優先度が下げられている可能性もあるので、遅い場合はやってみれば良いと思います。
私の場合は、2週間が経過して問い合わせした後、3日程度で審査結果が来ました。
私が実際に使ったメッセージの見本です。文を考えるのが大変なら使ってもらって大丈夫です。
再審査を申請するベストタイミング
審査結果が来ても通過するとは限りません。しかし、アドセンスには何度でもチャレンジできます。
問題のある文章や画像を変更をしたり、文章を増やして高品質にしていきましょう。
再審査には2週間待たないといけない等の情報がありますが、おそらく審査に2週間かかることが間違って伝わったと思われます。サイトの修正して問題点をすべて解消したタイミングで再審査して大丈夫です。※メール本文にも書かれています。
まとめ
アドセンスの審査は厳しくなっていきますが、PV・クリックによって収益化できる貴重な存在です。
何度も審査が通らなくても心折れずに再挑戦してコンテンツの品質を上げていきましょう。
そうすることで、ユーザーのためになる情報を提供できて、ユーザーやGoogleとWin-Winの関係が築けていけると思います。
問題点をなくし、熱量増して頑張りましょう!