【Salesforce】LEXでカスタムオブジェクトのName項目編集・データ型変更方法

Salesforce
この記事は約4分で読めます。

SalesforceのName項目はテキスト型と自動採番型の2種類が選べます。テキスト型は手動で入力する必要が出てきますが自動採番型はその名の通り自動的に番号を採番するので手動入力の必要はありません。

途中でデータ型を変更したいとなった場合の操作方法を2パターン紹介します。ちなみに適用されるのは新規レコードからで、既存レコードは変更されません。

それでは、LEX(Lightning Experience)でName項目を編集する手順とデータ型変更について紹介します。

スポンサーリンク

カスタムオブジェクトのName項目編集手順

①右上にある「歯車のアイコン」を押下、「設定」を押下します。

②左上のタブ「オブジェクトマネージャー」を押下します。

③一覧から編集したいオブジェクトを選択します。

オブジェクトの編集画面から編集する方法と「項目とリレーション」から編集する方法の2パターンがあります。

方法①オブジェクトの編集画面でName項目を編集する

1-1.詳細の画面の右上にある「編集」ボタンを押下します。

1-2.レコード名、データ型を変更できます。編集後、「保存」ボタンを押下することで反映します。

方法②項目とリレーションからName項目を編集する

2-1.「項目とリレーション」を選択します。

2-2.Name項目の右側にある「▼」マークを押下し、「編集」ボタンを押下します。

2-3.レコード名、データ型を変更できます。編集後、「保存」ボタンを押下することで反映します。

スポンサーリンク

テキスト型、自動採番型のデータ型変更

Name項目で選ぶことができるデータ型はテキスト型と自動採番型の2種類です。

マスタデータはテキスト型、トランザクションデータは自動採番型にしておくとだいたいは便利です。

テキスト型に変更する

編集画面ではテキスト型を選ぶのみになります。

自由入力で必須項目となり重複可能です。一意にしたい場合は入力規則を別途設定すると良いです。

自動採番型に変更する

表示形式にはプレフィックス(接頭辞)やサフィックス(接尾辞)、西暦年、月、日、連番が使えます。

自動採番型にも文字数上限があるので、長いフォーマットにする場合は注意が必要です。

{0}必須項目番号です。中括弧で囲まれた 1 つ以上のゼロは、連番を表します。中括弧の中のゼロの数は、連番の最小の桁数を示します。もし実際の数値がこの桁数よりも小さい場合には、前にゼロが追加されます。最大は 10 桁です。
{YY}
{YYYY}
省略可能西暦年です。中括弧で囲まれた 2 つまたは 4 つの「Y」は、レコードの作成年を表します。年の下 2 桁 (例:「04」) または 4 桁 (例:「2004」) で表示されます。
{MM}省略可能月です。中括弧で囲まれた 2 つの「M」はレコードの作成月を表します (例: 1 月は「01」、2 月は「02」)。
{DD}省略可能日です。中括弧で囲まれた 2 つの「D」は、レコードの作成日を表します (例: 1 月なら「01」~「31」)。
表示形式の置き換え値
表示形式連番フォーマットされた番号コメント
{0}1
250
5000
1
250
5000
フォーマットなし。余分な 0 はなし。
{000}1
250
5000
001
250
5000
3 桁のゼロを設定。
{000000}1
250
5000
000001
000250
005000
6 桁のゼロを設定。
{YYYY}{MM}-{0}1
250
5000
202305-1
202305-250
202305-5000
番号の前に、プレフィックスとして 4 桁の年と月を設定。
PO# {00000000}1
250
5000
PO# 00000001
PO# 00000250
PO# 00005000
プレフィックス「PO#」を設定 (スペースも含みます)。
表示形式の例

開始番号は1から始めたい場合は「1」を入力しておくと良いでしょう。未指定の場合は「0」になります。

スポンサーリンク

まとめ

「オブジェクト編集」と「項目とリレーション」の2パターンの操作方法を紹介しました。どちらのやり方でも問題ありません。

適用されるのは新規レコードのみで、既存レコードは変更されません。そのため、既存レコードを変更したい場合は、データローダ・インポートウィザード・詳細ページで編集する方法で対応してください。

LEX(Lightning Experience)でカスタム項目のName項目を編集する手順とデータ型変更方法でした。